日本で初めての国産原子力炉(日立)がある島根原子力発電所に行ってきました。
出雲空港へ着陸する直前の空からは、入り江にある発電所とそこから南東に伸びる送電線の様子がよく見えました。
島根原子力館
発電所までの道のりはそれほど険しくなく、また、川内をはじめとした各地のような反原発の掲示もほとんどなく、順調にたどり着きました。発電所のそばの原子力館は高台の上にあり、北は日本海、南は宍道湖を見渡すことができます。
https://www.energia.co.jp/atom/atom14.html
一般的な原子力関連の展示と津波対策の展示がその多くを占めますが、他の発電(太陽光、風力、火力、水力)との比較を体感できる展示が面白いです。
島根原子力発電所
他の発電所と同じように発電所周辺には立ち入れないのですが、原子力館からその全景を眺めることができます。写真に見える放熱塔は右が1号機(廃炉措置中)、左が2号機(定期検査中)です。そして、対岸からの風景に大きく写っているのが建設中の3号機です。https://www.energia.co.jp/atom_info/shimane/index.html
3号機は建設中ではあるもののその主要設備のほとんどは完成しているとのこと。ただ、安全設備の要件策定の目処が立たずまだ建設中だそうです。
湾の対岸へは原子力館から車で15分ほど。狭い山道の途中の駐車場からの眺めはなかなのもので、発電所周辺以外の眺めも絶景です。
発電所スペック
形式 | 出力 | 稼働開始 | 状況 | |
1号機 | BWR | 46.0万KW | 1974/3/29 | 廃炉処理中(2015/4/30) |
2号機 | BWR | 82.0万KW | 1989/2/10 | 定期検査中 |
3号機 | ABRW | 137.3万KW | 建設中 |
767-300
今回はJAL、行きも帰りも767-300でした。