茨城県 東海発電所・東海第二発電所(2021.7.19)

今回は日帰りで近場の発電所を見てきました。月曜日は発電所そばの見学施設の休館日。冷静に考えてこれは失敗でした。

常磐線で水戸へ

上野駅から常磐線のひたちで水戸を目指す。117.5kmを1時間14分で走ることになるが、前半の近郊区域は速度を上げてもせいぜい90km/hくらい。これで間に合うのかと不安になったが、後半は120-130km/hで快調に飛ばして予定通り着。水戸でレンタカーを借りて、ちょっと寄り道をしたあと東海村へ。

発電所を内陸側から

どこの発電所でも同じような状況だが、内陸側からは発電所はほとんど見えない。茂った木々を見ながらひたすら道が続く。途中、東海原子力館別館が見えた。ちなみにこの別館の開館に伴ってもともとあった東海原子力館(テラパーク)は予約者限定の施設になった。本日は月曜日でどちらも休館だったが、テラパークからの方が発電所の全体像を掴みやすいらしい。

※写真は停車中に撮影したものです

初期から地元の理解をある程度得られてきたのか、「反対!」のような掲示や展示は特に見られなかった。

発電所を海側から

久慈川を渡って、北の海側から発電所を覗いてみた。排気塔の右に見える建物が東海第二発電所で、奥に見えるくすんだ建物が廃炉処理中の東海発電所。現在は110万KWの発電所が一つということで、送電設備はあまり大掛かりではない感じ。

もう一度久慈川を渡って、発電所北側の砂浜からも撮影。砂浜を300mくらい進んだところでタイヤがスリップして、それ以上進むのを断念。というか、無事に戻れてよかった。

東海発電所・東海第二発電所概要

http://www.japc.co.jp/tokai/index.html

どちらも日本原子力発電株式会社の発電所。東海発電所は日本初の商業原子力発電所という歴史的な施設で、建設、運用から廃炉処理に至るまで、いろんな情報を得るためにも使われている。東海第二発電所の送電先は8割が東京電力、2割が東北電力となっている。

形式出力状況
東海発電所黒鉛減速・炭酸ガス冷却型(GCR)16.6万KW廃炉処理中
東海第二発電所沸騰水型軽水炉(BWR)110万KW停止中

南側には大きな大きな工場が

発電所南側の海岸沿いには、全長1kmを超えるような日立建機やコマツの工場が立ち並ぶ。工場の横を走ってみると、その大きさに驚かされる。

水戸駅はディーゼルカーがたくさん

水戸駅に戻って帰りの特急ときわを待つ。鹿島臨海鉄道やJR水郡線など、ディーゼルカーが複数見られる。ディーゼルカーだけを目的にこの地を訪れて、一日中乗っていたい。

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