福井県 敦賀発電所・美浜発電所・もんじゅ(2012.7.22)

※2025.06.19改定

CRJ機に乗ってみたくなり、発電所見学を兼ねて成田→小松便に。
小松空港から敦賀・美浜発電所までって、意外に距離がありました。

複雑な成田空港駅・国内線ターミナルはすごく遠い

一昨年に成田スカイアクセス線が開通するまではそうでもなかったが、開通後は中間改札ができるなど、ちょっとややこしくなった。一番端の奥にあるホーム(写真右手)はアクセス特急用のホーム。ちょうどのタイミングでの発車でした。

成田空港では国内線のみの搭乗はあまり想定されていないようで、駅を降りてから結構歩く。と言っても、カウンターを過ぎてセキュリティゲートを通過するまで15分から20分だが。誰もいない連絡通路、誰もいないエスカレーター。羽田空港のように出発の30分くらいまでに空港について猛ダッシュで保管検査を抜ける、みたいなことは無理そうです。

金色のボーイング737-700

現在ANAでは16機のボーイング737-700を所有しているが、そのうち1号機と2号機だけが青ではなく金色で塗装されているらしい。見かけたら幸せになれるんだとか。楽しみ。
バスでの飛行機までの移動はめんどくさいといつも感じていたけど、こんなラッキーなこともあるんですね。

CRJ100/200

今日はこれに乗ってみたかった。小さいジェット機ってどんな感じかなと思っていたのだが、離陸も着陸もスムーズ、今日は特に大きな機体の揺れもなく、席がせまいことを除けば快適そのものでした。MD-90などと違ってリアエンジンの持ちあげられるような感じもしなければ、エンジン音そのものもとても静かでした。100なのか200なのか、写真を見てもわからない、乗ってみてもわからない、残念。

敦賀原子力館

敦賀原発のそばにある日本原子力発電が運営する原子力館。館内からは敦賀原発1号機と2号機が一望でき(撮影は禁止だそうです)、炉内の仕組みが詳しく説明されている。子どもたち向けの演じ実験のコーナーもあって(この日の開催はありませんでしたが)、なかなか楽しいところでした。

敦賀発電所

最近の問題を受けて稼働できないでいる二つの原子炉。湾内に隠れるように存在しhています。警備員や警察の警備艇が行き来していて、監視体制が厳しくなっているようでした。3号炉・4号炉は山の反対側に計画中。

※2025.06時点で1号機は廃炉、2号機は定期検査中です。

美浜原子力PRセンター

美浜発電所へ渡る橋のたもとに、関西電力が運営する美浜原子力PRセンターがあります。敦賀原子力館では地震対策が大きく取り上げられていたが、こちらでは、金属疲労に関する展示が多くありました。美浜発電所では過去に何度か事故が起こっているからかもしれない。建物の横には橋の入り口があり、通ってみたいが無理でした。

美浜発電所

写真では二つの炉が見えるが、その右側にもう一つある。発電所からは山側に大きな送電線が伸びていた。風力発電の民間参入の話で聞いたのだが、発電に関して言えば、どのような施設・設備で発電するかはもちろんだが、発電所の出力が大きくなるほど「発電した電気をどのように送電するか」が大きな問題となるそうです。ドイツなどはこの辺が進んでいるらしい。

※2025.6現在、1号機と2号機は運転停止、3号機は運転中

ここでちょっと情報整理

敦賀と美浜の現存する原子炉の情報を簡単にまとめておく。

敦賀発電所は、BWRとPWRが共存する珍しい発電所。建設予定中の敦賀3号機と4号機はAPWRで153.8万KW出力の予定。

高速増殖炉 もんじゅ

美浜発電所の北側に位置するもんじゅ。そばまで寄ることができなかったので、海岸線から撮影。すでに廃炉となっている日本原子力研究開発機構の実験炉。

詳しい仕組みはよくわからないが、PWRやBWRのような軽水炉と違い、高速中性子を減速材なしで使う高速増殖炉FBRという種類の原子炉で、稼働条件によっては投入量以上の燃料が生成されるという不思議な仕組み。冷却材には減速材として機能する軽水を利用できないため、金属ナトリウムを利用している。

https://www.jaea.go.jp/04/monju/facilities

新型Vitz

小松空港のそばでレンタカーを借りて、北陸道を南下。途中の高速ではニッセンの工場が見えました。11時45分に借りて18時に返却という、およそ6時間の滞在でなんと281キロも走りました。ほんと、自分にお疲れ様でした。帰りの飛行機に間に合ってよかった。

777-200のおしり

いつも全体を写しているのでたまにはこんなものを。APU作動中です。小松からは777-200で羽田へ。こちらもかなり快適で、今回の旅も無事に終了です。