
島根県 島根原子力発電所(2020.10.19)
※2025.06.20一部改訂
日本で初めての国産原子力炉(日立)がある、島根原子力発電所に行ってきました。
一路、島根県上空へ!
出雲空港へ着陸する直前の空からは、入り江にの内側にある発電所とそこから南東方向へと伸びる送電線の様子がよく見えました。上から全体を見られるのは貴重な機会とも言えます。
出雲大社へのアクセス路となっている出雲空港、縁結びグッズや展示がいっぱいです!


島根原子力館
発電所までの道のりはそれほど険しくなく、一畑電車と湖に囲まれた道からはきれいな景色が見られます。九州の川内をはじめとした各地のような反原発の掲示もほとんどなく、順調にたどり着きました。発電所のそばの原子力館は高台の上にあり、北は日本海、南は宍道湖を見渡すことができます。
https://www.energia.co.jp/atom/atom14.html


一般的な原子力関連の展示と津波対策の展示がその多くをしめますが、他の発電(太陽光、風力、火力、水力)との比較を体感できる展示もあり興味深いです。
島根原子力発電所
中国電力の島根原子力発電所、1号機は日立製作所が製作した、実質日本最初の国産原子力発電所です。他の発電所と同じように発電所周辺には立ち入れないのですが、原子力館からその全景を眺めることができます。写真に見える放熱塔は右が1号機(廃炉措置中)、左が2号機(定期検査中)です。そして、対岸からの風景に大きく写っているのが建設中の3号機です。浜岡原子力発電所のように撮影を止められウこともありませんでした。これも絶景です。
https://www.energia.co.jp/atom_info/shimane/index.html
3号機は建設中ではあるもののその主要設備のほとんどは完成しているとのこと。ただ、安全設備の要件策定の目処が立たず、まだ建設中という扱いだそうです。



発電所の全体が見える湾の対岸へは原子力館から車で15分ほど。狭い山道の途中の駐車場からの景色はなかなのもので、発電所周辺以外の眺めも絶景です。
発電所スペック
形式 | 出力 | 稼働開始 | 状況 | |
1号機 | BWR | 46.0万KW | 1974/3/29 | 廃炉処理中(2015/4/30) |
2号機 | BWR | 82.0万KW | 1989/2/10 | 定期検査中 |
3号機 | ABRW | 137.3万KW | 建設中 |
※2025.6現在、2号機はフル稼働しています。
767-300で羽田に
帰りはさらに東に進んで中海に浮かぶ江島や大根島の溶岩隧道をたらふく見学し、さらに中海大橋へ。そのまま宍道湖の南側をぐるっと回って、湖を眺めながらちょこっと鉄道もつつ空港へ。空港でたらふく肉を食べて大満足。今回はJAL、行きも帰りも定番の767-300でした。

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