投稿者「さいとう」のアーカイブ

島根県 島根原子力発電所(2020.10.19)

日本で初めての国産原子力炉(日立)がある島根原子力発電所に行ってきました。

出雲空港へ着陸する直前の空からは、入り江にある発電所とそこから南東に伸びる送電線の様子がよく見えました。

島根原子力館

発電所までの道のりはそれほど険しくなく、また、川内をはじめとした各地のような反原発の掲示もほとんどなく、順調にたどり着きました。発電所のそばの原子力館は高台の上にあり、北は日本海、南は宍道湖を見渡すことができます。

https://www.energia.co.jp/atom/atom14.html

一般的な原子力関連の展示と津波対策の展示がその多くを占めますが、他の発電(太陽光、風力、火力、水力)との比較を体感できる展示が面白いです。

島根原子力発電所

他の発電所と同じように発電所周辺には立ち入れないのですが、原子力館からその全景を眺めることができます。写真に見える放熱塔は右が1号機(廃炉措置中)、左が2号機(定期検査中)です。そして、対岸からの風景に大きく写っているのが建設中の3号機です。https://www.energia.co.jp/atom_info/shimane/index.html

3号機は建設中ではあるもののその主要設備のほとんどは完成しているとのこと。ただ、安全設備の要件策定の目処が立たずまだ建設中だそうです。

湾の対岸へは原子力館から車で15分ほど。狭い山道の途中の駐車場からの眺めはなかなのもので、発電所周辺以外の眺めも絶景です。

発電所スペック

形式出力稼働開始状況
1号機BWR46.0万KW1974/3/29廃炉処理中(2015/4/30)
2号機BWR82.0万KW1989/2/10定期検査中
3号機ABRW137.3万KW建設中

767-300

今回はJAL、行きも帰りも767-300でした。

兵庫県 淡路貴船太陽光発電所(2019.09.24)

仕事で関西に行く予定ができたついでに、淡路島をまわってきました。本当は淡路風力発電所を見に行こうと思ったのですが、あまり近くに寄ることができない上に、風がなくて動いていない。というわけで急遽目標を追加しました。

行きはスカイマークで羽田→神戸へ(写真は羽田で隣の飛行機を写したもの)。

737-800は静かだし綺麗だし快適そのもの。あえて言えば、前回の札幌線でもらえたネスレのコーヒーが有料だったのが残念。

神戸空港から「JR和田岬駅」を経由して淡路島へ。和田岬は朝と夜しか電車がない不思議な路線。工場勤務者の利用がほとんどらしいのですが、どんなところかと見に行ったら、コンビニもあれば住宅もある極めて普通の街。周辺には地下鉄も通っていて、JRだけが交通手段じゃないんだなと思いつつ、鶴見線あたりとは大違いでした。

レンタカーで明石海峡大橋を渡って淡路島へ。淡路貴船太陽光発電所や淡路風力発電所までは、高速を降りてから車で10分ほどと近い。

淡路風力発電所:淡路島北部の西側はがけのようになっていて、その上に2000Kwの風力発電設備が6機設置されています。この日は風が弱く、ほとんどの風車は止まっていました。他の海沿いの発電所のように風車をまとめて配置したというよりは、置けるところに置けるだけ配置した、そんな印象です。

淡路貴船太陽光発電所:神戸空港に着陸する飛行機からもその存在がはっきりわかる広大な太陽光発電所。山の中腹から頂上にかけて、たくさんのエリアに分かれたソーラーパネルの集合体というイメージです。その全てを眺められるところに、事務所兼見学施設があります。パネル総数が13万枚を超えていて出力30MWを誇るこの発電所は、地元の建設会社出資による民間発電所です。予約すれば見学もできるらしい。。。

この日の夜は大阪で打ち合わせ、翌日はインテックス大阪でちょっとだけお仕事をして、大阪南港でフェリーを見送って、関西空港からANA便で羽田へ帰りました。帰りの飛行機も行きと同じ767-800でした。

石川県 志賀原子力発電所(2016.8.10)

羽田から能登空港を経由してレンタカーで志賀原子力発電所へ。能登空港のレンタカーカウンターでかなりまたされてうんざり。

志賀原子力発電所

他の発電所と同じように海沿いに建設されている。比較的そばまで行くことはできるが、柵と塀に拒まれて中身はほとんど見えない。

北陸電力の発電所が2機あります。

形式出力運転開始日備考
1号機沸騰水型軽水炉(BRW)54万kW1993/7/30定期検査中
2号機沸騰水型軽水炉(BRW)135.8万kW2006/3/15定期検査中

能登原子力センター

北陸電力の公式な原子力館はないが、丘の上に能登原子力センターがある。

鹿児島県 川内原子力発電所

羽田から福岡へ。機材がちょっとだけ遅れた上に、向かい風が強いとかで福岡到着がどんどん伸びていきました…。羽田も福岡も天気が良くなかったのですが、雲の上はとても綺麗な風景でした。777-200です。

太宰府天満宮へお参り。参道の賑わいが半端ないです。

天神で所用を済ませて久留米まで。西鉄の5000系。九州最大の私鉄とは思えないくらい汚い車両でした。乗り心地は悪くないです。JR久留米駅は、新幹線の開業もあってか綺麗な造りでした。九州新幹線で一路川内へ!

川内駅から原発への道には、反対派の看板も賛成派の看板も見られ、地元も大変なんだなという感じです。

川内原子力発電所

九州電力の発電所が2機、あります。

形式電気出力運転開始日備考
1号機加圧水型軽水炉(PWR)89万kW1984/7/42020/12/15〜運転再開
2号機加圧水型軽水炉(PWR)89万kW1985/11/282021/1/22〜運転再開

川の反対側には、九州電力の火力発電所である川内発電所があります。

川内原子力発電所展示館

展示館はそれほどのボリュームでもなく、柏崎のように安全対策を強くうたっているわけでもありませんでした。この辺は電力会社の意識の違いなのか、それとも展示館にかけるコストの違いなのか。

レンタカーで山を越えて鹿児島空港に到着。787で羽田を目指します。

愛媛県 松山太陽光発電所・伊方原子力発電所(2013.02.13)

新型の787に乗ろうと、就航している松山へ。
ところが、787に不具合が見つかり運行中止。別な飛行機に。
まあ、せかっくだから見に行こう。

あっという間の松山空港

787の代替機のA320はいつも通り快適。そして羽田を出て約1時間半で松山空港へ。
松山空港に着くと、そこには787が。相次ぐトラブルに続く緊急着陸で運航停止になり、身動きが取れなくなったようです。新しい飛行機って大変なんですね。


松山太陽光発電所①

松山空港から車で10分くらいのところにある発電所。1958年に四国電力で初めて建設された火力発電所が、今はソーラーパネルと運動場、そして公園になっている。
タービンが大きな音で回る火力発電所や、独特の雰囲気を持つ原子量発電所と違い、全く音がしない太陽光発電所はなんだか味気ない。ただただそこにパネルが並んでいるだけ。これで発電できるんだから、エコです。現在の発電能力は2042kW。10年後までにあと2300kWの増設が予定されています。


松山太陽光発電所②

パネルは角度をつけた台座に支えられています。裏のケーブルもとてもシンプル。この空間をもっとうまく使えないかなって思う。隣の公園では、親子連れが楽しそうに遊んでいました。ここから一路、伊方原発へ。今日のヴィッツは新型です。


ちゃんと調べるって大事

松山太陽光発電所から伊方原発までは1時間半くらいの距離。昼過ぎには到着できるかと思っていたら…。この日は「愛媛マラソン」。市内を南北に走る主要幹線が通行止め。う回路を教えてくれるものの、初めての土地でそんなものが役に立つわけもなく。ナビはひたすら通れない道を示す。しょうがないので影響がないと思われる海沿いへ向かい、市街地の南側を抜けて、高速へ。
写真の看板は高速の通行規制の案内。こちらの被害はありませんでした。


伊方原子力発電所①

予定より1時間遅れて、伊方原発に到着。そばにある伊方ビジターハウス(科学館みたいなところ)を見学した後、発電所へ。険しい山道を下ると、原発の入り口。東日本大震災以降、原発に関する議論が熱くなっていることもあってか、入口から原発までにはたくさんの警備員がいました。ちなみに発電所は停止中。


伊方原子力発電所②

湾全体が発電所施設になっていますが、その崖の上では風力発電も行われていました。風力発電は、今や日本のどこに行っても見られる景色となりました。


ここでちょっと情報整理

現存する原子炉の情報を簡単にまとめておく。

 伊方1号機伊方2号機伊方3号機
電気出力56.6万KW56.6万KW89.0万KW
原子炉形式加圧水型軽水炉(PWR)加圧水型軽水炉(PWR)加圧水型軽水炉(PWR)
営業運転開始昭和52年9月昭和57年3月平成5年12月
wikipediaより

船

海賊船みたいな船

帰りは海沿いをひたすら北上。線路と海に囲まれた楽しいドライブでした。途中、長浜町の公園に寄ったときに見つけた船が写真。ワンピースを思い起こさせるような楽しそうな船。
松山空港のそばまで海沿いを北上した後、松山市街でレンタカーを返却。


伊予鉄道

松山の市街地では路面電車(市内線)が発達し、松山城や道後温泉を結んでいる。そしてその周りには郊外線(普通の電車な感じ)。路面電車の運行頻度は高く、結構便利っぽい。


線路の交差点

珍しい路面電車と電車の交差点。架線も交差点部分でクロスしている。郊外線は750Vで運行されているが、市内線は600V。というわけで、この路線だけは郊外線も600Vで運航されている。


松山空港から

帰りの飛行機は767-300。定刻での離陸でしたが、予定より15分も早く羽田に着陸。なかなか面白い機長でした。
というわけで、今回も無事に帰宅。


福井県 敦賀発電所・美浜発電所(2012.7.22)

CRJ機に乗ってみようと思い立ち、成田→小松便に。
せっかくなので、現在停止中の発電所を見に行くことに決定。
小松空港から敦賀・美浜発電所までって、意外に距離がありました。


複雑な成田空港駅

一昨年に成田スカイアクセス線が開通するまではそうでもなかったが、開通後は中間改札ができるなど、ちょっとややこしくなった。一番端のホーム(写真右手)はアクセス特急用のホーム。ちょうどのタイミングでの発車でした。

成田空港駅

成田空港 国内線ターミナル

成田空港では国内線のみの搭乗はあまり想定されていないようで、駅を降りてから結構歩く。と言っても、カウンターを過ぎてセキュリティゲートを通過するまで15分から20分だが。誰もいない連絡通路、誰もいないエスカレーター。

回廊
エスカレータ

金色のボーイング737-700

現在ANAでは16機のボーイング737-700を所有しているが、そのうち1号機と2号機だけが青ではなく金色で塗装されているらしい。見かけたら幸せになれるんだとか。楽しみ。
バスでの飛行機までの移動はめんどくさいといつも感じていたけど、こんなラッキーなこともあるんですね。

ボーイング737-700

CRJ100/200

今日はこれに乗ってみたかった。小さいジェット機ってどんな感じかなと思っていたのだが、離陸も着陸もスムーズ、今日は特に大きな機体の揺れもなく、席がせまいことを除けば快適そのものでした。MD-90などと違ってリアエンジンの持ちあげられるような感じもしなければ、エンジン音そのものもとても静かでした。100なのか200なのか、写真を見てもわからない、乗ってみてもわからない、残念。

本日の主役

敦賀原子力館

敦賀原発のそばにある日本原子力発電が運営する原子力館。館内からは敦賀原発1号機と2号機が一望でき(なぜか撮影禁止)、炉内の仕組みが詳しく説明されている。子どもたち向けの演じ実験のコーナーもあって(この日はなかったが)、なかなか楽しいところでした。


敦賀発電所1号炉・2号炉

最近の問題を受けて稼働できないでいる二つの原子炉。警備員や警察の警備艇が行き来していて、監視体制が厳しくなっているようだった。3号炉・4号炉は山の反対側で計画中。


美浜原子力PRセンター

美浜発電所へ渡る橋のたもとに、関西電力が運営する美浜原子力PRセンターがある。敦賀原子力館では地震対策が大きく取り上げられていたが、こちらでは、金属疲労に関する展示が多かった。美浜発電所では過去に何度か事故が起こっているからかもしれない。建物の横には橋の入り口がある。通ってみたいが無理だった。


美浜発電所

写真では二つの炉が見えるが、その右側にもう一つある。原発からは山側に大きな送電線が伸びていた。風力発電の民間参入の話で聞いたのだが、発電に関して言えば、どのような施設・設備で発電するかだけでなく「発電した電気をどのように送電するか」が大きな問題となる。ドイツなどはこの辺が進んでいるらしい。


ここでちょっと情報整理

敦賀と美浜の現存する原子炉の情報を簡単にまとめておく。

 敦賀1号炉敦賀2号炉美浜1号炉美浜2号炉美浜3号炉
電気出力35.7万KW116万KW103.1万KW145.6万KW82.6万KW
原子炉形式沸騰水型軽水炉(BWR)加圧水型軽水炉(PWR)加圧水型軽水炉(PWR)加圧水型軽水炉(PWR)加圧水型軽水炉(PWR)
営業運転開始昭和45年3月昭和62年7月昭和45年11月昭和47年7月昭和51年3月
その他 日本原子力発電日本原子力発電 関西電力 関西電力 関西電力 
wikipediaより

高速増殖炉 もんじゅ

美浜発電所の北側に位置するもんじゅ。そばまで寄ることができなかったので、海岸線から撮影。


新型Vitz

小松空港のそばでレンタカーを借りて、北陸道を南下。11時45分に借りて18時に返却という、およそ6時間の滞在で281キロも走りました。お疲れ様でした。

今日の車

777-200のおしり

いつも全体を写しているのでたまにはこんなものを。APU作動中です。小松からは777-200で羽田へ。こちらもかなり快適。