同じ日にまわった「淡路貴船太陽光発電所」の記事にまとめました。
「発電所めぐり」カテゴリーアーカイブ
和歌山 有田太陽光発電所(2019.07.25)
大規模化が進み、今では10万kWクラスの設備も登場している太陽光発電所ですが、大手電力会社系列では比較的大きい有田太陽光発電所を見てきました。
行きは 羽田→伊丹→京都→大阪→和歌山 とかなり寄り道をしました。最近の飛行機は音は静かだしWi-Fiも使えるし快適でした。離陸直前の排気がちょっとだけ臭かった。。。
有田太陽光発電所は関西電力のグループ企業の、大規模太陽光発電所です。
- 和歌山県有田市
- 出力29,700kW
比較的新しい施設だからか、そもそも地図上の受容性がないのか、ナビでは登録できませんでした。(隣の製油所や向かいの教習所で検索すればたどりつけます)
陸側はフェンスと木々に囲まれていて、正面ゲート以外からはほとんど内面を見ることができません。
横に回り込むと、広大な敷地にソーラーパネルが敷き詰められている様子が見えます。
河口の反対側に行くと、その全景が見られます。
白浜を回って、 南紀白浜→羽田 と無事帰宅です。
北海道 泊発電所(2019.4.23)
今日の目的地は北海道の泊発電所。
羽田から新千歳まではANAの777-300で1時間半ほど。機内ではWi-Fiも使えて、快適なフライトでした。空港でレンタカーを借りて、高速と一般道で約2時間、余市まで高速道路があるのにナビの古いデータに従って小樽から一般道に入ってしまうというアクシデントを除けば非常に順調に到着。
空港から約150km、付近まで行っても発電所が見えない。北側には入口らしきゲートがあるが見えるのは事務所とトンネルのみ。南側の海水浴場の先も崖と行き止まりの道路のみ。
南側入口横 南側から海岸線へ続く道
内部の見学で分かったことだが、もともとは崖っぷちに旧道があったが、この旧道に沿って崖を内部に削って用地を確保したようで、陸の横からは内部が見えづらい構造となっている。対岸からはその全景がしっかりと見える。
発電所全景 発電所全景
原子炉は出力57.9万kwの1,2号機(写真の左側の二つ)と91.2万kwの3号機(写真右側のドーム)の計3つ。どちらも加圧水型。
今回は北海道電力さんのご厚意で、外から眺めるだけでなく内部をご案内してもらえることに(事前に予約が必要)。発電所のとなりのとまりん館で受け付けを済ませ、発電所構内まで車で送っていただきつつ、解説していただきました。せっかくいろいろなお話をいただいたので、その時のメモを残しておこうと思います。
- 施設は意外に鮮やかな配色となっている
- 原子炉建屋をはじめとして建物の色には意味がある
- 夕日やメロン、電気や人
- 燃料も建屋の中に
- 一年間の運転後、約3か月の定期検査を実施(最後の仕上げは国の検査官)する。このタイミングで1/3ほどの燃料棒を入れ替える。
- 建屋内にあるの使用済み燃料の貯蔵庫残量は10年分くらい。いっぱいになってしまったら、外部の貯蔵や処理施設を利用する必要が出てくる。
- 数十万キロワットを安定的に確保できる電力源は今のところ他にない。
- 一部の水力発電を除いては、発電量に変動が大きい。
- 常時1500人もの人が働いている(うち500名程度が北海道電力)
- 安全対策
- 北電と道と4地域の3者協議でさまざまな安全対策がほどこされる
- 地域への影響はそれぞれが独自に調査(取水と排水の温度差は7度まで等)
- 付近の山肌は山火事からの発電所への延焼を防ぐためにコンクリートで覆われている
- 構内には路線バスみたいなのが走っている。福島の事故対応の際に、構内にある車が邪魔になった。その反省を生かして不必要な車通行無くし、定期的な移動手段を確保している。
- 現在の主流は「事故がない」ではなく「事故が起きても問題が大きくならない」
- そのために必要なのは電力と水
- 電力は送電網と移動発電機
- 水は海水を利用する
- 現在は定期検査中
- 震災の影響を受けて2012年より検査中
- 運転をしていないからこそのメンテナンスもある
- 例えば金属の塊であるタービンは、停止状態だと自重でたわんでしまうため、それを防ぐために、エネルギーを使ってゆっくり回したりする
- 発電所の寿命は40年と決められた
- 1号機はあと10年もないため、再稼働ができなければ廃炉も視野に入る。今の主流は改良型加圧水型原子炉だが、今後の新規設置の目途は国内ではついていない。
- 実稼働を経験していない運転員も増えてきており、伊方原発などで経験を積ませてもらっている
- 福島以後、国の検査基準が厳しくなった。
- 再稼働に向けては大筋はクリアしているが、細かい要件を調整している段階。
ここには書けないような話も含めて、約2時間をかけてじっくりとお話をいただきました。とまりん館の灘さま、渡辺さま、ありがとうございました。
小樽でレンタカーを返して、札幌駅に寄り道して、新千歳空港へ。帰りはスカイマークの737-800、モニタがなかったり、シートがちょっと簡易的な感じだったりするところはありましたが、搭乗口、機内のアナウンスやサービスは良く、飛行中の音も静かで快適でした。
茨城県 神栖市、太平洋に向かう風力発電(2018.12.04)
用事ついでに鹿島方面、臨海地域へ。
鹿島港から銚子にかけての太平洋岸には、風力発電の風車がそれはもうたくさん並んでいます。数十kmに渡ってならんでいて、一つ一つ数えようとしているうちに訳が分からなくなりました…。
茨城県神栖市のWebサイトによると2017年4月時点で44基の風力発電施設があります。
平均で1基あたりおよそ2000kwの容量を持っていて、羽の中心までの高さが60〜90m、羽の直径が60m以上もあるそうです。
当日の風はそれほど強くはない状態で、動いている設備はおよそ5秒で一周していました。羽の先端は50m/s(=180km/h)近くにもなり、なかなかの迫力です。
何基かに一つはカットオフの状態で、風に対して羽の角度が垂直になって止まっていました。
写真を見ながら、風向きに合わせた向きのものと風向きと逆向きのものがあることに気付きました。風向きが変わったのか、それとも、風力発電設備によるのか、その辺はおって調べてみます。
宮城県 女川原子力発電所(2018.05.27)
2018/5/27に宮城県の女川にある女川原子力発電所を見に行きました。
成田空港へ
葛西付近から成田空港までは高速バスを利用しました。環七を南行して湾岸線にぶつかったところから左折して高速に乗るのですが、ここが大渋滞。どうするのかと思ったら…、交差点を直進して葛西臨海公園駅を一周して反対側から右折で進入、おかげでほとんど待つことなく高速。あっという間の成田空港です。
成田から仙台へ
今回はDHC8-Q400に搭乗。プロペラ機ですが振動も騒音も少なく快適です。成田空港を離陸してから仙台空港着陸までは1時間もかかりません。
仙台から女川へ
仙台空港で借りた今日の車は日産ノートe-power。じゃらんの事前予約でびっくりするくらい安く借りられました。
eペダルの機能をフル活用するとブレーキなしで止まれる、なんだかものすごい違和感だけど、一回慣れたら他の車は運転できないんだろうなと思う。僕は結局慣れなくて、普通の車に近い挙動をするモードで走りました。
女川まで2時間半ほどのドライブでしたが、道や町が規格化されていてとても綺麗、と思いよくよく考えたら、これが震災の爪痕なんだなと気づきました。市街地を外れるとまだ仮設住宅などもありました。
女川原子力発電所とPR館
PR館に到着。思った通りがらがら。展望スペースからも発電所構内をのぞくことがほとんとできず、本当にただの展望スペース。周辺の緑地からはちょっとだけ構内の様子が見られます。
でかい放熱塔の上の方だけをみたのでは何しにきたのかわからないので、対岸からの撮影に挑戦。こっちの方が、なんとなく全体像は捉えやすい。女川原子力発電所の原子炉はBWR型が3基。写真の様子からわかるかなぁ。この時は全基定期点検中。
女川原子力発電所スペック
東北電力所有の原子炉が3機。
形式 | 電気出力 | 運転開始 | 現状 | |
1号機 | BWR | 52.4万kW | 1984/6/1 | 廃炉(2018/12/21) |
2号機 | BWR | 82.5万kW | 1995/7/28 | 定期検査中 |
3号機 | BWR | 82.5万kW | 2002/1/30 | 定期検査中 |
女川駅
仙台までの帰り道で女川駅に寄り道。石巻線の終点のこの駅は、震災後に当初の200mほど内陸に移設して完成。駅周辺もきれいな舗装で規格化された感じでした。この位置だって海からはそこそこの距離があることを考えると、本当にすごい津波だったんだなと実感します。
帰宅
仙台駅へ到着。新幹線で帰宅します。
静岡県 浜岡原子力発電所(2017.05.11)
現在運転停止中の浜岡原子力発電所。津波対策を含めて、どんな様子なのか見に行こう。
今回は新幹線
東海道新幹線で静岡まで行き、そこからはレンタカーで浜岡原子力発電所を目指した。走り始めるとどこかからアラームが鳴る。しばらく原因が全くわからなかったのだが、助手席においた荷物を人だと思ったらしい。シートベルトをするとと止まった。
そうだ、お茶だ
高速を降りてしばらくすると、景色は一面茶畑に。この風景に出くわすまですっかり忘れていたのだが、今回の目的地はお茶の名産地だった。のどかな風景が続き、川内原発なんかと違ってそばまで行っても反対派や賛成派の看板みたいなものは特にない。
浜岡原子力館と原子力発電所
幹線道路から原子力館や発電所に入ると、至る所に「撮影禁止」の文字が。原子力館の展望台(奥のHのような形の建物の中空の場所)からは浜岡原発の1号機~5号機の全てが見渡せるのですが、そこにも「撮影禁止」があり、さらに「スマホをいじっている方にはお声がけします」との文言も。おまけに、展望台にはそれを見張るだけの警備員。セキュリティ上の問題だとのことでしたが、何かあるのかと勘ぐりたくなるくらいでした。
原子力館は他のPR館などと比べてもかなり広く、食事の施設などもありました。
原子炉形式 | 運転開始 | 定格出力 | 現況 | |
1号機 | 沸騰水型軽水炉(BWR-4)Mark-1 | 1976年3月17日 | 54万kW | 廃炉(2009/1/30) |
2号機 | 沸騰水型軽水炉(BWR-4)Mark-1 | 1978年11月29日 | 84万kW | 廃炉(2009/1/30) |
3号機 | 沸騰水型軽水炉(BWR-5改良標準型)Mark-1改 | 1987年8月28日 | 110万kW | 定期検査中 |
4号機 | 沸騰水型軽水炉(BWR-5改良標準型)Mark-1改 | 1993年9月3日 | 113.7万kW | 定期検査中 |
5号機 | 改良型沸騰水型軽水炉(ABWR) | 2005年1月18日 | 138万kW |
御前崎灯台
御前崎灯台を見て、静岡空港に寄って、静岡鉄道を満喫して帰宅です。
石川県 志賀原子力発電所(2016.8.10)
羽田から能登空港を経由してレンタカーで志賀原子力発電所へ。能登空港のレンタカーカウンターでかなりまたされてうんざり。
志賀原子力発電所
他の発電所と同じように海沿いに建設されている。比較的そばまで行くことはできるが、柵と塀に拒まれて中身はほとんど見えない。
北陸電力の発電所が2機あります。
形式 | 出力 | 運転開始日 | 備考 | |
1号機 | 沸騰水型軽水炉(BRW) | 54万kW | 1993/7/30 | 定期検査中 |
2号機 | 沸騰水型軽水炉(BRW) | 135.8万kW | 2006/3/15 | 定期検査中 |
能登原子力センター
北陸電力の公式な原子力館はないが、丘の上に能登原子力センターがある。
鹿児島県 川内原子力発電所
羽田から福岡へ。機材がちょっとだけ遅れた上に、向かい風が強いとかで福岡到着がどんどん伸びていきました…。羽田も福岡も天気が良くなかったのですが、雲の上はとても綺麗な風景でした。777-200です。
太宰府天満宮へお参り。参道の賑わいが半端ないです。
天神で所用を済ませて久留米まで。西鉄の5000系。九州最大の私鉄とは思えないくらい汚い車両でした。乗り心地は悪くないです。JR久留米駅は、新幹線の開業もあってか綺麗な造りでした。九州新幹線で一路川内へ!
川内駅から原発への道には、反対派の看板も賛成派の看板も見られ、地元も大変なんだなという感じです。
川内原子力発電所
九州電力の発電所が2機、あります。
形式 | 電気出力 | 運転開始日 | 備考 | |
1号機 | 加圧水型軽水炉(PWR) | 89万kW | 1984/7/4 | 2020/12/15〜運転再開 |
2号機 | 加圧水型軽水炉(PWR) | 89万kW | 1985/11/28 | 2021/1/22〜運転再開 |
川の反対側には、九州電力の火力発電所である川内発電所があります。
川内原子力発電所展示館
展示館はそれほどのボリュームでもなく、柏崎のように安全対策を強くうたっているわけでもありませんでした。この辺は電力会社の意識の違いなのか、それとも展示館にかけるコストの違いなのか。
レンタカーで山を越えて鹿児島空港に到着。787で羽田を目指します。
新潟県 柏崎刈羽原子力発電所・小千谷発電所(2013.10.27)
定期検査中の柏崎刈羽発電所を運転再開の前にのぞきに行こうと計画。ついでにJRの発電所も見てこよう!
あっという間の長岡駅
Maxとき309号、E4系。特に揺れもなく快適。手元のGPSでの計測によると、ほぼ240km/hで走っていた様子。
10時過ぎに長岡駅に到着。駅前をちょっとだけぶらぶらして、レンタカーへ。駅の中の構造は、越後湯沢に似てました。
本日の車は
今日利用したのは駅レンタカー。どんな車かと思っていたら、マツダのデミオ。なんだか内装がちょっと安っぽいかと感じたが、車種の問題というよりレンタカー会社の問題か。
柏崎刈羽原発に向かう前にちょっと寄り道。長岡から高速を使って30分くらい。
日本一海に近い駅
米山大橋を見ようと、そのそばの青海川駅へ。無人駅で、1時間に一本も電車はない。駅舎の反対側のホームは海、確かに日本一海に近いかもしれない。12時台の電車はなかったのだが、貨物列車が通過。
米山大橋
駅のすぐ横、集落にかかる米山大橋。奥には北陸道のコンクリート橋があるが、こちらの方がいい景色。どこかで同じような景色を見たことがあるなと考えていたのですが…。餘部だ。日本海側には、こういう橋が他にもたくさんあるのかもしれない。
発電所遠景
米山大橋を後にして、柏崎刈羽原発を目指す。1.4km×3.2kmという広大な土地に、全部で7基の原子炉がある。そばに行くと警備が厳重だったり撮影禁止だったりで、結構離れたところから撮影。遠くから見ても、大きな発電所だなとわかりました。 この後構内を見学させてもらったのですが、とにかく広い。信号があったり、警察署があったり。構内では5000人近くの人が働いているということです。
サービスホール
柏崎刈羽原子力発電所のすぐ隣にあるサービスホール。展示館となっていて、原子力発電に関するさまざまな技術や安全対策が解説されている。そして、構内見学の出発地点もここで、ここから構内へ車で案内してくれまる。すべて東京電力の広報活動とのことです。
ここでちょっと情報整理
原子炉の情報を簡単にまとめておきます。
1号機 | 2号機 | 3号機 | 4号機 | 5号機 | 6号機 | 7号機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
電気出力 | 110万KW | 110万KW | 110万KW | 110万KW | 110万KW | 135.6万KW | 135.6万KW |
原子炉形式 | 沸騰水型軽水炉(BWR) | 沸騰水型軽水炉(BWR) | 沸騰水型軽水炉(BWR) | 沸騰水型軽水炉(BWR) | 沸騰水型軽水炉(BWR) | 沸騰水型軽水炉(BWR) | 沸騰水型軽水炉(BWR) |
営業運転開始 | 1985年9月 | 1990年9月 | 1993年8月 | 1994年8月 | 1990年4月 | 1996年11月 | 1997年7月 |
小千谷発電所
JR東日本が持つ信濃川発電所の一つ、小千谷発電所。山本山調整池から信濃川へ水を落とす勢いを利用して発電している。5機の水車で最大12万KWの発電を行う。大規模な火力や原子力と比べると発電容量は小さいが、壮観でした。
本山調整池
信濃川の上流から調整池へ水をひき、そこから小千谷発電所へ水を流しています。山本山調整池の仕組みはちょっと難しいが、ここに詳しく解説されている。この発電所と調整池、諸事情により稼働していなかった時期があり、その時にダムの構造が詳しくわかったんですが、その時に撮影した方がいて、ここにありました。
長岡駅 まぼろしの1番線
長岡駅の在来線のホームは1番線から5番線となっているが、2007年の改修以降、1番線は通過線となりました。ちょっと不思議な雰囲気です。
長岡からはMaxとき344号で上野へ。本日の旅行は終了です。
愛媛県 松山太陽光発電所・伊方原子力発電所(2013.02.13)
新型の787に乗ろうと、就航している松山へ。
ところが、787に不具合が見つかり運行中止。別な飛行機に。
まあ、せかっくだから見に行こう。
あっという間の松山空港
787の代替機のA320はいつも通り快適。そして羽田を出て約1時間半で松山空港へ。
松山空港に着くと、そこには787が。相次ぐトラブルに続く緊急着陸で運航停止になり、身動きが取れなくなったようです。新しい飛行機って大変なんですね。
松山太陽光発電所①
松山空港から車で10分くらいのところにある発電所。1958年に四国電力で初めて建設された火力発電所が、今はソーラーパネルと運動場、そして公園になっている。
タービンが大きな音で回る火力発電所や、独特の雰囲気を持つ原子量発電所と違い、全く音がしない太陽光発電所はなんだか味気ない。ただただそこにパネルが並んでいるだけ。これで発電できるんだから、エコです。現在の発電能力は2042kW。10年後までにあと2300kWの増設が予定されています。
松山太陽光発電所②
パネルは角度をつけた台座に支えられています。裏のケーブルもとてもシンプル。この空間をもっとうまく使えないかなって思う。隣の公園では、親子連れが楽しそうに遊んでいました。ここから一路、伊方原発へ。今日のヴィッツは新型です。
ちゃんと調べるって大事
松山太陽光発電所から伊方原発までは1時間半くらいの距離。昼過ぎには到着できるかと思っていたら…。この日は「愛媛マラソン」。市内を南北に走る主要幹線が通行止め。う回路を教えてくれるものの、初めての土地でそんなものが役に立つわけもなく。ナビはひたすら通れない道を示す。しょうがないので影響がないと思われる海沿いへ向かい、市街地の南側を抜けて、高速へ。
写真の看板は高速の通行規制の案内。こちらの被害はありませんでした。
伊方原子力発電所①
予定より1時間遅れて、伊方原発に到着。そばにある伊方ビジターハウス(科学館みたいなところ)を見学した後、発電所へ。険しい山道を下ると、原発の入り口。東日本大震災以降、原発に関する議論が熱くなっていることもあってか、入口から原発までにはたくさんの警備員がいました。ちなみに発電所は停止中。
伊方原子力発電所②
湾全体が発電所施設になっていますが、その崖の上では風力発電も行われていました。風力発電は、今や日本のどこに行っても見られる景色となりました。
ここでちょっと情報整理
現存する原子炉の情報を簡単にまとめておく。
伊方1号機 | 伊方2号機 | 伊方3号機 | |
---|---|---|---|
電気出力 | 56.6万KW | 56.6万KW | 89.0万KW |
原子炉形式 | 加圧水型軽水炉(PWR) | 加圧水型軽水炉(PWR) | 加圧水型軽水炉(PWR) |
営業運転開始 | 昭和52年9月 | 昭和57年3月 | 平成5年12月 |
海賊船みたいな船
帰りは海沿いをひたすら北上。線路と海に囲まれた楽しいドライブでした。途中、長浜町の公園に寄ったときに見つけた船が写真。ワンピースを思い起こさせるような楽しそうな船。
松山空港のそばまで海沿いを北上した後、松山市街でレンタカーを返却。
伊予鉄道
松山の市街地では路面電車(市内線)が発達し、松山城や道後温泉を結んでいる。そしてその周りには郊外線(普通の電車な感じ)。路面電車の運行頻度は高く、結構便利っぽい。
線路の交差点
珍しい路面電車と電車の交差点。架線も交差点部分でクロスしている。郊外線は750Vで運行されているが、市内線は600V。というわけで、この路線だけは郊外線も600Vで運航されている。
松山空港から
帰りの飛行機は767-300。定刻での離陸でしたが、予定より15分も早く羽田に着陸。なかなか面白い機長でした。
というわけで、今回も無事に帰宅。