Windows10 Proに搭載されているリモートデスクトップのホスト側の機能は結構便利。ちゃんと設定さえすれば、WindowsだけでなくMacやLinux機からもいつものデスクトップにアクセスできます。
10年くらい前に使っていた時は、デスクトップの色数を落としてもマウスの動作すらカクカクするなどGUI画面ではあまり現実できてないところもありましたが、現在はある程度の環境を用意すればほとんど違和感なく使えるようになりました。
基本的な設定の手順
①リモートデスクトップのホストの設定
ホスト側で「設定」→「システム」→「リモートデスクトップ」へと進み、ユーザーの設定などを行う。初期設定ではTCPの3389番のポートが設定され、WindowsDefenderのfirewallも自動的に設定される。
②ルーター等の設定
外部からリモートデスクトップ接続があった時に、ホストとなるパソコンへつながるように設定を行う。(初期設定ではTCPの3389番)
③接続用の端末の設定
接続用の端末でRDPに関わるソフトウエアの設定をする。①でポート番号をいじっていなければ、ポート番号の設定はしなくても良いケースが多い。
ただし、これだと外部からの余計な攻撃にさらされやすいので、ポート番号は大きめで開いている別な番号に変えると良さそうです。
ポート番号を変更する手順
①ポート番号の変更
レジストリの以下の場所を参照し、「PortNumber」を好きなポート番号に変更する。(10進数に直すとわかりやすい)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\WinStations\RDP-Tcp
①’firewallの設定変更
上記の①でポート番号を変えただけだと、外部からの接続の際にfirewallにブロックされる可能性が高い。自分で設定したポートの通信を許可する設定を行う必要がある。
「設定」→「ネットワークとインターネット」の中から「windowsファイアウォール」→「詳細設定」と進む。出てきたウインドウの左側から「受信の規則」を選択した後、メニューから「操作」→「新しい規則」を選択し、先ほど設定したTCPのポート番号を指定する。
②ルーター等の設定
自分で設定したポート番号に関する設定を行う
③接続用の端末の設定
接続用のIPアドレスの後ろに「:」をつけ、その後ろに先ほど設定したポート番号の数値を入れてアクセス。
うまくアクセスできないときは、ルーターの設定を上書きして再起動する、ローカルでアクセスしてためしてみるなど、いろいろ試してみてください。