今回は通信機器設定のお手伝い。
NTTのフレッツ光回線で「電話機」と「固定IPのインターネット接続」を利用しているところで、もう一つ「固定IPのインターネット接続」を利用したいという話です。既設のインターネット接続をプロバイダー1、今回新設するインターネット接続をプロバイダー2とします。
手順1:NTTにセッションプラスを申し込む
フレッツ光接続での各通信を「セッション」と呼び、通常のフレッツ光回線では2セッションが標準仕様となっています。これはインターネット接続を2回線できるということではなく、電話やホームゲートウェイ(HGW)の設定更新等で不定期に使われるセッションが1つ、インターネットに使うセッションが1つという意味合いです。なので、2つのプロバイダーを1回線で使い、かつ光電話の利用もある場合は、3セッションが必要ということになります。NTTにはこのような場合のために「セッションプラス」というオプションがあります。
https://business.ntt-east.co.jp/service/sessionplus
通常の回線では、オプションを3つ、最大で5セッションまで運用可能なようです。
手順2:二つ目のプロバイダーのためのルーターをつなぐ
大前提ですが、二つのプロバイダー契約を運用するには二つのルーターが必要になります。そのうち一つをHGWの機能で運用したり、HGWによっては二つのプロバイダー契約を処理できたりしますが、トラブルのもとにもなりそうなので今回はHGWのルーター機能は使わず、PPPoEの設定をしたルーターをHGWのLAN端子にそれぞれ繋ぐことにしました。
手順3:実際の作業とトラブル
- LANポート1に既設のプロバイダー1のルーターが刺さっていたのを抜いて
- LANポート1に新設のプロバイダー2の設定をしたルーターを接続しました
- これで、プロバイダー2での接続が確認できた
- 次にLANポート4(別にどこでもよかった)に既設のプロバイダー1のルーターを接続しました
- ところがいつまでたっても、プロバイダー1からインターネットに接続できません
- プロバイダー1のルーターの設定画面ではPPPoE接続済みになっています
- ルーターやパソコンの再起動をしてもだめ
解決編
ああだこうだと散々試行錯誤していたのですが、結局のところ…、HGWの再起動ですべてが解決しました。まあ、きちんと全ての再起動をしましょう、という自戒を含めた教訓でした。