おしゃれな筐体に、インテルOptaneメモリとHDDを組み合わせたストレージでSSDの高速性とHDDの大容量のいいとこどり、みたいな宣伝のこのパソコン。何年かした今となっては起動も挙動も異様に遅いタイミングがあり、HDD単体よりも遅いのではないかと感じられるくらいです。速いときはSSDと遜色ないくらいの体感なので、使うデータによるのでしょうか…。
うっとおしいので、SSD化することにしました。
通常だとディスクのクローンを作って換装して終了なのですが、Optaneメモリなるものを使っている関係上、いろいろと注意があるっぽいです。
手順
1:Optaneメモリの機能をオフにする
2:SSDでクローンを作成する
3:HDDをSSDに換装しOptaneメモリをはずす
4:起動の確認
1:Optaneメモリの機能をオフにする
設定するアプリが見つからない。Windows11にOSをアップデートした時に見えなくなったっぽい。
インテル® Optane™ メモリー搭載インテル® ラピッド・ストレージ・テクノロジードライバー・インストール・ソフトウェア (第 8 世代および第 9 世代プラットフォーム)をダウンロード、インストールしても事態は変わらず。アプリそのものは存在しているっぽい。
仕方ないのでBIOSを探すと、Intel Rapid Storage Technologyのメニューがあり、「disable」を選択する。「Are you sure you want to disable?」と聞かれるのでYesを選択する。あたらめて「disable」 を選択すると、マウスも動かないフリーズ状態になります。心配ではあるものの放置すると、30分ほどで動くようになりました。多分この時間は、ディスクの利用量や構成によって変わるはずです。
BIOSの設定で「Load default」を選ぶと、上記の設定も戻るっぽいので注意が必要です。
変更をsaveして再起動。ログイン手前の状態で待つこと十数分、待ちきれなくて再起動しても同じ…
1時間くらいああだこうだして、ようなくWindowsが起動。とにかく遅く、Optaneメモリの効果があったっぽいことを実感しました。
2:SSDでクローンを作成する
今回はcrucialのMX500 2.5 SSD を用意したので、crucialのサイトからアプリをダウンロードしてクローン作成のメニューへ。ところが異様に時間がかかる。ソースディスクを選択して1時間、ターゲットディスクを選択して1時間、その後謎にアプリ終了。こんなことを何度か繰り返して、うんざりしたのでEaseUSのアプリを利用したところ1時間ほどでクローン化完了。
3:HDDをSSDに換装しOptaneメモリをはずす
ゴムの裏にはねじはないので、裏面に見えるねじをすべて外すと裏面のパネルが外れます。2.5インチドライブの固定にはねじは使われていませんが、防振用らしきシリコンと放熱だか何だかのべたべたする金属シートをはがしたり貼ったりして終了。
OptaneメモリはM.2スロットに刺さっています。ねじを外して引っ張れば外れます。まあ、ただの16GBのSSDとして併用すればよかった気もするものの、たいして利用価値がない気もします。


4:起動の確認
電源を入れると何の問題もなく起動。換装作業の時はいつも「換装前にWindowsUpdateを実施」と思い込んでいるのですが、どう考えても換装後にやったほうが圧倒的に速いです。