前回は冷却ファンを交換したが、もう一つのポイントとなるSSDにも手をつけます。オーダーメイド発注時には128GBでしたが、ちょっと足りない。この際だから増やしてしまおう。
搭載されていたのはSamsungのSSD
- MZNTE128HMGR-00000
- PM851シリーズ
- 840 EVOシリーズのOEMらしい
- SATA接続のM.2 2280 / 128GB
ここで確認:M.2 SSDの種類
見た目は変わらない薄っぺらいディスクですが、データ転送の規格が大きく分けて2種類あります。多くのケースでは互換性があるものの、SATAにしか対応していない環境や、対応していても特別な操作が必要だったり制限があったりするケースもあるので注意が必要です。
SATA(AHCI)
2.5インチSSDと同じSATA規格。転送速度の理論値は6Gbpsであるものの、性能の向上が続くSSDの限界値に近かったりあるいは小さかったりすることもあり、SSDそのものの実力を出しきれないケースがでてきた。
NVMe
上記の欠点を補うためにできた規格。世代によって違うものの概ね40Gbpsの速度が出るため、高性能なSSDの特性を活かしやすい。
今回は同じSamsungの500GBのSSDに交換
- 今回は元々のSSDと同じSATA接続のものを選択
- 860 EVO M.2 MZ-N6E500B/IT (SSD/M.2 2280/500GB)
データ移行のためにSSDケース(1880円)をamazonで購入。
交換手順
- データ移行用のソフト、Data MigrationをSamsungのサイトからダウンロードする。
- 新しいSSDをケースに入れてUSBで接続し、Data Migrationを使って旧SSDからデータをコピーする。
- 設定できる項目はほどんどなく、ソースディスク(旧SSD)とターゲットディスク(新SSD)の選択さえ間違えなければあとは開始をクリックするだけ
- 50GBほどのデータのコピーに15分程度かかかりました
- パソコンを開けて、新SSDと旧SSDを交換する。
- ネジが多いことを除けば比較的簡単な仕様
- 分解の詳細は同機種のファン交換の記事を参照
- 電源を入れてwindowsを起動する
- 交換するSSDによってはUEFIで設定が変更となるような記事もあったが、今回の変更では特に問題はなく、交換して電源を入れるだけで起動した
- SSDの大きくなった容量分はすべてCドライブに割り振られていました
- SSD管理ソフトを入れてもろもろの設定を確認する
- この項目はやらなくてもよさそうですが
- Samsung MagicianをSamsungのサイトからダウンロードしてインストールする
- ファームウエアが最新版かを確認
- Over Provisioningの設定を更新(とりあえず10%にしました)
こんな感じで30分くらいですべてが完了しました。容量が増えただけでなくデータの読み書きの速度も上がったようで、快適になりました。