
大阪府 関西国際空港エネルギーセンター(未訪問)
空港の中に火力発電所があるなんてことがあるのか?!と思いましたが、ありました。空港内にありますが、関西電力の発電所です。
関西国際空港エネルギーセンター
ユニット | 営業運転開始 | 出力 | 発電方式 | 使用燃料 |
---|---|---|---|---|
1号ガスタービン | 平成5年11月 | 2万kW | ガスタービン発電 | 灯油・天然ガス |
2号ガスタービン | 平成5年11月 | 2万kW | ガスタービン発電 | 灯油・天然ガス |
https://www.kepco.co.jp/energy_supply/energy/thermal_power/plant/kansaikokusai.html
ガスタービンは航空機のエンジンを改良したもので、灯油やら天然ガス(こっちの方が排気ガスがきれい)やらいろんなものを燃料にできるとのこと、効率うんぬんよりも発電ができることが大事で、いざとなったら空港にある燃料も使えるよって話だと思われます。
島式の空港なので万が一陸地との接続が絶たれてもエネルギー供給に困らないように、という設備だそうで、開港のころから稼働しています。普段は2/3程度の電力を橋経由で陸から、残りをここで発電しているようです。発電機の仕組みから空港内の配線網の工夫などが掲載された過去の雑誌らしきものが見つかったので置いておきます。(問題があったら削除するので教えてください)
1994年090号「電力供給」…関空内の送電設備や発電機詳細あり
1995年094号「電力供給-関西国際空港の電力需要-」
今だったら太陽光や風力と蓄電池を組み合わせたりするのかなと思いますし、実際にこの後にできた北九州空港や中部国際空港はそのようです。また、関空でも大阪空港などと一緒にソーラー化を推進しているようで、関西空港エネルギーセンターの火力発電設備もまもなく2026年3月末には廃止とのことでした。
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2023/pdf/20231219_3j.pdf
廃止と言われたら見に行きたい。
見学なんてできないだろうから飛行機から見られたらベスト!と思い、大阪の用事ついでに関空を利用することに。予約した飛行機が使う滑走路をFeightAwareで調べると、22Lと06Rが半々くらい。22Lなら飛行機の右窓の席、06Rなら左窓の席かなと思っているのですが、さて、当日はどちらになるか。
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